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(22)UFO
日期:2013-12-27 20:32  点击:547
UFO (22)
 
   このところUFOがまたブームになっているみたいだが、私はまだそれらしき物体が見たことがない。ところが私の友人はどういうわけだか、ほとんどの人はそれらしきものを見ているのだ。
   なかでも一番強烈なのは、高校時代の友人の目撃談である。彼女が小学生のときのことなのだが、照り返しが強い夏の昼間、家の近所の広い通りの歩道を歩いていた。すると今まで車が走っていたのに、突然、一台も通らなくなった。歩道を歩いている人もいない。
   「あれ、おかしいな」
   と思いながら、ふと歩道に面した平屋の家を見たら、その家の軒のところに、妙な物体が浮いている。銀色の流線型で、周囲からは、かげろうみないなものがゆらゆらと出ている。
   「これは何だ」
   と呆然としているうちに、ふっとて銀色の物体は消えてしまった。そして彼女が我に返ると、道路にはまたたくせんの車が走り出していたというのである。
   その話を聞いたとき、私はたまげるより先に、物体が民家の軒下にぶかぶか浮いている姿を想像して笑ってしまったのだが、彼女は、
   「あれはUFOだわ」
   と信じきっている。
   「そこの家の子供が、ばかでかい銀色の風船でもぶらさげておいたんじゃないの」
   と茶化すと、むきになって、
   「いーや、違う、あれ絶対に金属だった」
   と反論してくる。そして単なる偶然か軒下の物体の仕業かわからないけれど、物体を目撃してから、彼女の身長は一年間に十センチ伸び、そしてぴたっと止まってしまった。そのような不思議なことが彼女の身に起こったのは事実なのである。
   私もいつかは現物を見たいものだと思っているのだが、こればかりはどうしようもない。目撃者同士で話が盛り上がっているその隣で、
   「不思議ねぇ」
   と首をかしげるだけの、空しい日々を送っている。
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08/22 10:19
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