三毛猫の「たま」が駅長を務めることで知られる和歌山電鉄貴志川線の貴志駅の駅舎が、たまの顔をモチーフにした新しいものに建て替えられ、4日、完成を祝う式典が開かれました。
和歌山電鉄貴志駅で行われた式典には、三毛猫のたま駅長や和歌山電鉄の社長らが出席し、テープカットをして新しい駅舎の完成を祝いました。新しい駅舎は、屋根に樹齢70年以上のヒノキから採った貴重な「ひわだ」をふき、たまの耳に見立てた飾りがついています。また、たまの目に当たる天窓にはステンドグラスが使われ、柔らかい光が駅舎の中に差し込みます。壁には、たまの写真や絵が飾られているほか、たまがいる駅長室を眺めながら軽い食事ができるカフェも併設されています。たまは、連日の暑さに少し疲れた様子で、式典のあとは新しいガラス張りの駅長室で静かに休んでいました。訪れた女の子は「たまちゃんそっくりの駅でたまちゃんに会えてうれしい」と喜んでいました。