日本列島は6日も真夏の日ざしが照りつけ、北日本でも各地で気温が35度を超える猛烈な暑さとなり、全国の気象庁の観測点のうち、ことし最も多い179か所で35度以上の猛暑日となりました。
気象庁によりますと、6日も高気圧が日本列島を広く覆い、全国的に真夏の日ざしが照りつけました。さらに、日本海側では、山越えの暖かい空気が吹き下ろすフェーン現象も加わって気温が上がりました。日中の最高気温は、鳥取市で38度4分、山形市で37度2分、北海道北見市で37度1分、福井市で36度9分、福島市で36度5分などとなったほか、東京の都心でも33度6分まで上がりました。特に6日は、北海道や東北でも各地で猛烈な暑さとなり、北海道北見市などで、統計を取り始めてから最も高い気温になりました。また、全国に921ある気象庁の観測点のうち、30度以上だったのは842か所で、このうち35度以上の猛暑日となったのは179か所に上り、いずれもことし最も多くなりました。この猛烈な暑さは来週も続く見込みですが、気温が上がる午後を中心に、広い範囲で大気の状態が不安定になって、局地的に雷雨となるおそれがあります。気象庁は、熱中症や農作物の管理に加えて、川や山でのレジャーでは急な増水や雷などに十分注意するよう呼びかけています。