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『論語』の述而篇-33
日期:2014-03-06 19:04  点击:481
[白文]33.子曰、若聖与仁、則吾豈敢、抑為之不厭、誨人不倦、則可謂云爾已矣、公西華曰、正唯弟子不能学也。
 
[書き下し文]子曰く、聖と仁との若き(ごとき)は、則ち吾豈(あに)敢えてせんや。抑も(そもそも)これを為して厭わず、人を誨えて(おしえて)倦まずとは、則ち謂うべきのみ。公西華(こうせいか)曰く、正にこれ弟子(ていし)の学ぶ能わざるなり。
 
[口語訳]先生が言われた。『聖と仁の道というような話になると、どうして私にそれが実践できるだろうか。(いや、できない)。しかし、その道を学んで飽きることがなく、他人を教えていやにならないという意味であれば、できるといっていいだろう。』。公西華が言った。『正にそれこそが、私を含む弟子たちができないことなのです。』 
 
[解説]孔子は、聖と仁の道を究極的に修得することは自分自身でも恐らく不可能だと感じていたが、そういった聖人と仁徳の道徳を飽きる事なく学び続け、その内容を他人に伝えることであればできると考えていた。それを弟子の公西華に伝えたところ、『先生は簡単に言っておられるが、学んで飽きない、教えて退屈しないということは、凡人である私たち弟子にはなかなか出来ない』と語ったのである。
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