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『論語』の泰伯篇-11
日期:2014-03-22 10:28  点击:426
[白文]11.子曰、如有周公之才之美、使驕且吝、其余不足観也已。
 
[書き下し文]子曰く、如し(もし)周公の才の美ありとも、驕り且つ吝か(やぶさか)ならしめば、その余は観るに足らざるなり。
 
[口語訳]先生が言われた。『たとえ周公ほどの優れた才覚に恵まれていても、傲慢な気質があり、吝嗇なケチであるとしたら、それ以外のことを観察する必要はない。』 
 
[解説]孔子が最も嫌悪した悪徳の一つが、『傲慢・不遜・高慢・慢心』といった他人に対して威張る性格、そして、弱者に対して意地悪で冷淡な態度をとることであった。そして、必要以上に物惜しみをしたり、他人に気前よくお金を使えないような吝嗇(ケチ)に対しても厳しい評価をしており、『傲慢とケチ』といった悪徳を持っているものは、それ以外の才能や実績がいくら優れていてもまったく価値がないと考えていたのである。
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