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『論語』の顔淵篇-06
日期:2014-03-28 21:59  点击:562
[白文]6.子張問明、子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂明也已矣、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂遠也已矣、
 
[書き下し文]子張、明を問う。子曰く、浸潤(しんじゅん)の譖り(そしり)、膚受(ふじゅ)の愬え(うったえ)、行われざる、明と謂うべし。浸潤(しんじゅん)の譖り(そしり)、膚受(ふじゅ)の愬え(うったえ)、行われざる、遠しと謂うべし。
 
[口語訳]子張が、聡明さについて質問した。先生はお答えになられた。『じわじわと浸潤してくる他人の誹謗中傷と、皮膚に直接感じる無実の訴え、これを受け付けないのが聡明である。じわじわと浸潤してくる他人の誹謗中傷と、皮膚に直接感じる無実の訴え、これを受け付けなければ遠大な未来を見る聡明さがあるということになる。』 
 
[解説]孔子が『聡明さ』について質問してきた子張の疑問に答えた部分であり、孔子は『根拠のない誹謗中傷や無実の人を陥れようとする訴えに耳を貸さない態度』をして聡明と考えていたのである。
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