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『論語』の憲問篇-36
日期:2014-04-08 16:57  点击:430
[白文]36.或曰、以徳報怨、何如、子曰、何以報徳、以直報怨、以徳報徳、
 
[書き下し文]或るひと曰く、徳を以て怨に報ぜば何如(いかん)。子曰く、何を以てか徳に報ぜん、直きを以て怨に報じ、徳を以て徳に報ぜよ。
 
[口語訳]ある人が言った。『徳でもって、怨恨に返したらどうだろうか。』。先生が言われた。『そうなると、徳に何をもって返すのでしょうか。正直・誠実な態度でもって怨恨に返し、徳には徳を持って返すべきでしょう。』 
 
[解説]ある人物が、孔子に怨恨という『負の感情』に対して、人徳という『正の感情』を返せば良いのではないかと質問するが、孔子はそれを明確に拒絶して、怨恨に対峙するには人としての誠実さや正しさしかないと語った。
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