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白骨遺体“104歳”女性か
日期:2010-08-20 16:30  点击:296

全国で所在が確認できない高齢者が相次ぐなか、東京・大田区で、所在が不明とされていた104歳の女性とみられる白骨化した遺体が長男のアパートから見つかり、警視庁は、年金の不正受給の疑いもあるとみて調べています。

 

警視庁と大田区によりますと、大田区が100歳以上の高齢者の所在を調べたところ、大田区羽田4丁目のアパートに住民登録がある、104歳の三石菊江さんの所在がわからなくなっていました。18日になって、区の職員が同じ住所に住む64歳の長男に事情を聴いたところ、「文京区に住んでいた平成13年6月ごろに母親は死亡した」と話したということです。区から通報を受けた警視庁が、19日、アパートを調べたところ、部屋にあったリュックサックの中から、三石さんとみられる白骨化した遺体が見つかったということです。警視庁によりますと、長男は母親の死亡届を出しておらず、平成16年5月に大田区に転居した際に母親と2人分の転入届を出していたということです。調べに対し、長男は「母親が病気で死亡したが、葬式を出す金がなかったので、遺体はそのままにしていた。引っ越すときにリュックサックに入れて持って行った」と話しているということです。また、長男は「大田区に転居するまで、4か月ごとに13万円ほどの母親の年金を受給していた」と話しているということです。警視庁は、年金の不正受給の疑いもあるとみて、長男から詳しく事情を聴くなどして調べています。三石さんが生前暮らしていた、文京区の近所に住む女性は「わたしが『おばあちゃん』と呼んでいた三石さんは、体を悪くしてあまり出歩かなかったけれど、優しくて品のよい感じの人でした。おじいちゃんが亡くなられた何年かあとに、おばあちゃんも亡くなったと息子さんから聞いていました。葬儀が行われた様子がなかったので、密葬にしたんだろうと思っていました」と話していました。
 

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