日航機墜落事故 上野村で遺族が黙とう

8月12日 20時39分

 

520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から、きょうで27年となり、群馬県上野村では、墜落時刻に合わせて遺族などが全員で黙とうをささげました。

昭和60年8月12日、お盆の帰省客などを乗せた日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落し、国内の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。

事故から27年となったきょうの夕方、墜落現場がある群馬県上野村の「慰霊の園（その）」では、遺族や関係者200人あまりが訪れ、事故の犠牲者と同じ数の520本のろうそくに静かに火をともしました。そして墜落時刻の午後6時56分に合わせて、全員で黙とうをささげました。

「何年たっても、寂しいというか、ここへ来ると。生きてたらなという、いま、そんな感じですね。」

「もう2度と、こういう悲しいことが起きないように、さらなる安全の発祥の地として、私も今後、お守りしていきたいと思います。」