両陛下 東京大空襲の体験者と懇談

8月12日 18時51分

 

天皇皇后両陛下は、きょう、東京大空襲で壊滅的な被害を受けた東京の下町にある神社を訪れ、空襲を体験した人たちと懇談されました。

両陛下は、午後2時前、東京江東区の富岡八幡宮（とみおかはちまんぐう）に到着されました。

昭和20年3月の東京大空襲では、東京の下町一帯が焼きつくされ、およそ10万人が亡くなったとされ、この神社も本殿が焼失するなど、大きな被害を受けました。

両陛下は、本殿に隣接する建物で、当時、空襲を体験した80代のお年寄りの男女3人と懇談されました。

「この話は、これからの若い人に伝えていてくださいというふうにおっしゃってました。自分として、いやな思い出なんですけど、でも、それはやっていかなくちゃいけない重いことなのかな、私たちの、それが務めなのかな、これからの平和に対してというふうに思いました。」