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日航機事故の救護体験伝える
日期:2010-09-15 16:56  点击:194

日航ジャンボ機墜落事故からことしで25年になりましたが、当時、救護活動に当たった看護師が、看護師を目指す後輩たちを前に体験談を語り、亡くなった人たちの分まで一生懸命生きてほしいと呼びかけました。

 

日本赤十字社が看護師の養成に取り組み始めて120年になるのを記念して、15日に東京・千代田区で講演会が開かれました。この中で、25年前の日航ジャンボ機墜落事故の際、乗客の遺体が運ばれた藤岡体育館で活動に当たった、前橋赤十字病院の看護部長前田陽子さんが講演しました。前田さんはこれまで当時のことを語ることはほとんどありませんでしたが、事故から25年がたってようやく話ができるようになったということで、15日の講演を引き受けました。講演会には全国から看護師を目指すおよそ720人の後輩たちが集まり、前田さんは、事故の衝撃でばらばらになった遺体を元の形に整えて遺族に返したことや、体の一部が無いマネキン人形を見ると当時の状況が今でも頭に浮かんでしまうことなど、忘れることのない記憶を語りました。そして最後に、生きたくても生きることができなかった520人の分まで一生懸命生きてほしいと後輩たちに呼びかけました。看護学生の一人は「前田さんの体験を聞いて、人を救いたいという気持ちが強まりました」と話していました。
 

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