愛媛県宇和島市で、露地ものとしてはもっとも早く実が熟す極わせみかんの収獲が始まりました。
極わせみかんは、わせみかんよりおよそ1か月早く収穫でき、秋の初めのこの時期にさわやかな酸味と香りが楽しめます。愛媛県宇和島市の木下充卓さん(47)の畑では、木下さんが家族とともに、みかんをはさみを使って一つ一つていねいに摘んでいました。地元の農協によりますと、ことしは夏場の猛暑の影響で、実はやや小ぶりで、甘さを示す糖度と、酸っぱさを示す酸度が例年と比べてやや高いということです。また、極わせみかんの収穫量は、宇和島市全体で去年より10%ほど少ないおよそ6300トンを見込んでいて、市場での取引価格は平年よりやや高い1キロ当たり230円を見込んでいます。木下さんは「足場の悪い急斜面での収穫作業はたいへんですが、ことしもおいしいみかんが出来たので、ぜひ食べてみてください」と話していました。