都立高校に通う女子高校生ら7人のグループが「グループを抜けたい」と携帯電話のサイトに書き込みをした仲間の女子生徒2人を公園に呼び出し、顔を殴るなどの暴行を加えて大けがをさせたなどとして警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれも都立高校に通う15歳から16歳の1年生の女子生徒6人と男子生徒1人のあわせて7人です。警視庁によりますと、生徒らはことし6月、仲間の18歳の女子生徒が携帯電話の「プロフ」と呼ばれる自己紹介のサイトに「グループを抜けたい」と書き込みをしたことに腹を立て、仲のいい16歳の女子生徒もいっしょに品川区内の公園に呼び出し、顔を殴るなどの暴行を加えて大けがをさせた傷害などの疑いが持たれています。生徒らは公園のトイレで手の甲や太ももにたばこの火を押しつけたり、便器に無理やり顔を押しつけたりしたほか、服を脱がせて裸にしたということです。警視庁によりますと、生徒らは仲間内やほかのグループとけんかを繰り返し、被害にあった2人が「けんかはしたくない」とグループを抜けようとしたところ、リーダー格の女子生徒が「家出をしたときに面倒をみてやったのに許せない」と仲間を集めて今回の事件を計画したということです。7人はいずれも容疑を認めているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。