東京・杉並区の配管会社の社長が、社員や同業者とともに会社の近くにアパートを借りて、密売する目的で大麻を栽培していたとして警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは東京・杉並区の配管会社の社長、黒部浩文容疑者(47)と同業の男ら3人です。警視庁の調べによりますと、黒部容疑者らは東京・杉並区方南のアパートの部屋で、大麻草170グラム余りを密売する目的で栽培していたとして大麻取締法違反の疑いが持たれています。このアパートでは先月、1人で部屋にいた配管工の和田直人被告(29)が大麻を栽培していたとして逮捕起訴され、警視庁はほかにも栽培にかかわった人物がいるとみて、捜査していました。その結果、黒部容疑者が、同業者とともに月20万円の費用を出して1年前から部屋を借り、大麻の種子や栽培器具などを買いそろえたうえで、自分の会社の社員の和田被告と共に大麻を栽培していたことがわかったということです。黒部容疑者は大麻の発芽具合を確認するため、会社に近いアパートの部屋をたびたび訪れていたということで、調べに対して容疑を認め「金がもうかると思った」と供述しているということです。警視庁は、黒部容疑者らが栽培した大麻を知り合いを通じて売りさばいていたとみて調べています。