26日朝、鹿児島県の屋久島で、工事用の資材を運んでいたヘリコプターが墜落し、乗っていた男性2人が死亡しました。
鹿児島県の屋久島警察署によりますと、26日午前8時半ごろ、「ヘリコプターが墜落して黒煙が上がっている」と消防に通報があり、警察が捜索したところ、午前10時前に墜落した機体を発見しました。現場で救助された男性2人は意識不明の重体となっていましたが、26日昼すぎ、2人とも病院で死亡が確認されました。警察によりますと、死亡したのは、ヘリコプターを運航していた東京に本社がある「朝日航洋」の操縦士、谷川泰久さん(47)と整備士の三宅正治さん(38)の2人です。ヘリコプターはユーロコプターのAS332型で、全長が16メートル余りあり、最大で20人余りが乗れるということです。鹿児島空港事務所によりますと、墜落したヘリコプターは、午前7時から午後2時までの間に、登山道整備のための資材を運搬するために、現場付近を往復する予定だったということです。現場は標高およそ1000メートルの山間部で、気象台によりますと、雨は降っておらず、風も強くはなかったということです。現在、警察と消防が事故の詳しい状況を調べています。