大阪・城東区で不発弾が見つかり、周辺の住民およそ1300人に避難を呼びかけて撤去作業が行われました。作業は30分ほどで終わり、周辺の立ち入り禁止は、すでに解除されました。
この不発弾は、先月、大阪・城東区森之宮1丁目にある大阪市交通局の地下鉄の検車場で見つかり、太平洋戦争中に投下されたアメリカ軍の1トン爆弾とみられています。撤去作業のため、大阪市は半径300メートル以内を立ち入り禁止とし、午前8時から周辺の住民およそ1300人に避難を呼びかけました。自衛隊が午前9時ごろから、30分ほどかけて信管を取り除き、安全が確認されたことから、午前10時前に立ち入り禁止が解除されました。この作業に伴って、現場付近を南北に走る市道がおよそ1時間半にわたって一部通行止めになったほか、JR大阪環状線も京橋駅と天王寺駅の間が、内回り外回りとも午前8時半から午前11時まで運転を見合わせました。さらに、大阪空港を離着陸する航空機も現場をう回して飛行する措置をとりました。