横浜市の中学校の50歳の男性教諭が、1年生の理科の授業で呼吸について教える際、生徒の口と鼻を手でふさいで一時的に生徒を気絶させていたとして、横浜市教育委員会は、この教諭を戒告の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、横浜市青葉区の横浜市立山内中学校の50歳の男性教諭です。横浜市教育委員会によりますと、この教諭は、ことし6月24日、1年生の理科の授業で呼吸について教える際、男子生徒1人を立たせ、後ろから手を回して口と鼻を手のひらでふさぎ続け、気絶させたということです。生徒は、しゃがみこんだあとすぐに意識を取り戻し、けがなどありませんでした。教諭は、そのまま授業を続けていたということです。この生徒の保護者からの連絡で発覚し、学校や教育委員会の調査に対して、この教諭は「苦しむところを見せて呼吸の大切さを学ばせようとした。深く反省している」と話したということです。横浜市教育委員会は、責任や自覚に欠ける行為だとして、30日付けでこの教諭を戒告の懲戒処分としました。横浜市教育委員会は「まことに申し訳ありません。再発防止に全力で取り組みます」と話しています。