テロ対策のためのさまざまな機器を集めた展示会が東京で始まり、人の衣服の下を透かして見る最新の検査装置や、周囲360度を撮影できる監視カメラなどが注目を集めています。
東京・江東区の「東京ビッグサイト」で始まった展示会では、国内外のおよそ100の企業などからテロ対策を目的にしたさまざまの機器が一堂に集められ、行政機関や治安に携わる企業など関係者にかぎり公開されています。このうち、人の衣服の下を透かして見ることができる「ボディースキャナー」という最新の検査装置は、金属探知機では見つけられない爆発物なども発見できるとされ、空港での本格的な導入が検討されています。最近、開発されるこうした検査機器の多くは、プライバシーにも配慮して、表示される画面で生々しい映像を映し出さないといったくふうをしているということです。このほか、周囲360度を写真で1秒ごとに撮影できる監視カメラや、ペットボトルに入った液体について、これまでより多くの種類の危険物を調べることができる装置も展示され、来場者の注目を集めていました。この展示会は8日まで開かれています。