プロ野球、阪神のマット・マートン選手が5日のヤクルト戦でシーズン211本目のヒットを打って、当時オリックスのイチロー選手が作ったシーズン最多安打のプロ野球記録を16年ぶりに塗り替えました。
マートン選手は、神宮球場で行われたヤクルトとの試合で2回の第2打席、センター前に今シーズン211本目のヒットを打ちました。その結果、当時オリックスのイチロー選手が作ったシーズン安打記録を16年ぶりに塗り替え、プロ野球の新記録を達成しました。イチロー選手が記録を作った当時は130試合制でしたが、マートン選手は142試合目で、イチロー選手の210本を追い抜きました。この試合で、マートン選手は5回と9回にもヒットを打ち、シーズン安打を213本にまで伸ばし、あと残り2試合でどこまで記録を伸ばすことができるのか注目されます。マートン選手は試合後、「記録を達成できてほんとうに最高の気持ちだ。レベルの高い日本のプロ野球で達成できたことを光栄に思う。偉大なイチロー選手の記録を超えることができてうれしい」と話していました。来日1年目のマートン選手は29歳。左右に打ち分けるバッティングで、コンスタントにヒットを重ねました。