今月3日、大阪・八尾市の陸上自衛隊の駐屯地で起きたヘリコプターの墜落事故について、陸上自衛隊トップの陸上幕僚長は、7日の記者会見で「周辺住民の皆様に不安を与え、おわびを申し上げたい」と謝罪しました。
この事故は、今月3日、陸上自衛隊八尾駐屯地でヘリコプターが墜落して操縦士など4人がけがをしたほか、回転翼の部品などが近くの公園や工場などに飛散したものです。この事故について、陸上自衛隊トップの火箱芳文陸上幕僚長は、7日の定例記者会見で、「事故が起きたことはたいへん遺憾で、特に周辺住民の皆様に不安を与えたことについて、おわびを申し上げたい」と謝罪しました。そのうえで、部品が駐屯地の外にも飛散していた事実を地元の八尾市に報告していなかったことについて、「担当者が市に通報したものと誤解していたのが原因で申し訳ない」と述べました。一方で、事故原因については「機材の問題と、パイロットの操作の問題と2つの観点から調査を進めているが、入院中の隊員からは話を聞けず、まだ結果は出ていない。今の段階で予断を与えるようなことは差し控えたい」と述べるにとどまりました。