今月21日にオープンする羽田空港の新しい国際線ターミナルビルで、江戸の町並みを再現したショッピングゾーンなどの準備が整い、報道関係者に公開されました。
羽田空港の新しい国際線のターミナルビルは、5階建てで、2階が到着フロア、3階が出発フロアで、ガラスを多く使ってビル全体が明るい雰囲気になっています。7日は、オープンを前にビルの中のおよそ100の店を仮オープンさせて、その様子が報道関係者に公開されました。ビルの4階は、「江戸小路」と名付けられたショッピングゾーンで、江戸の町並みが本格的に再現されています。和食の店や、てぬぐいの専門店などが軒を連ねています。5階は「TOKYO POP TOWN」と名付けられ、日本が世界に誇るアニメのキャラクターグッズの店などが入っています。また、待ち時間が長い国際線の乗客のため、プラネタリウムを併設したカフェも作られています。東京国際空港ターミナルの平井洋一企画部長は「テナントの入居も終わり、『いよいよ』という感じで、従業員一同、気持ちが高まっていますが、初心に返って安全を第一にしたうえで、『楽しさ』を提供していきたい」と話しています。羽田空港の新しい国際線ターミナルビルは、今月21日にオープンし、その10日後の31日から32年ぶりに本格的に国際線の定期便が就航します。羽田空港からの国際線は、現在の北京、上海、香港、ソウルを結ぶ定期チャーター便の4路線から大幅に増えて、来年初めまでにニューヨークやパリなど世界の17の都市と結ぶ便が就航する予定です。このうちアジアは、北京、上海、香港、台北、ソウル、バンコク、シンガポール、マレーシアのクアラルンプールとコタキナバルの9都市。アメリカとカナダは、ホノルル、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、デトロイト、それにバンク-バーの6都市。そしてヨーロッパは、パリとロンドンの2都市となっています。