前線と低気圧の影響で、これから9日にかけて、西日本と東日本の太平洋側を中心に大気の状態が不安定になり、局地的に雷や突風を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、落雷、突風などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、南から湿った空気が流れ込んでいるため、西日本と沖縄・奄美の広い範囲で雨が降っています。これから9日にかけて、沖縄県付近に延びる前線が北上し、前線上には低気圧が発生して発達しながら日本の南岸に近づく見込みです。このため、西日本と東日本の太平洋側と、沖縄・奄美では、9日にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に雷や突風を伴い、1時間に50ミリから60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。9日夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで、▽四国の太平洋側と東海で250ミリ、▽近畿南部で200ミリ、▽鹿児島県の奄美地方で180ミリ、▽四国の瀬戸内側で150ミリなどと予想されています。気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、落雷、突風などに十分注意するよう呼びかけています。