神戸市の路上で16歳の男子高校生が男に刃物で刺され殺害された事件から11日で1週間になります。いっしょにいた女子生徒は「男は長髪だった」と話していることがわかり、警察は男の似顔絵を作って聞き込み捜査を続けています。
今月4日、神戸市北区の住宅街の路上で、高校2年生の堤将太さん(16)が友人の中学3年生の女子生徒と2人でいたところ、突然、男に刃物で刺されて殺害されました。警察の調べによりますと、男は年齢20代から30代くらい、身長1メートル60センチから70センチ前後の小太りで、堤さんは、男とは面識がなかったとみられています。また、男の特徴について、女子生徒が「髪の毛は肩ぐらいまでの長さの長髪だった」と話していることが、警察への取材で新たにわかりました。警察は、この証言などを基に男の似顔絵を作って聞き込み捜査を続けています。現場近くの側溝では、10日、刃渡りおよそ10センチのナイフが見つかり、堤さんのDNAが検出されたことから、警察は、男が逃げる途中に捨てたとみて調べています。