草原で特産の牛肉を食べて、ふだんなかなか言えないことを大声で叫ぶ「牛喰い(うしくい)絶叫大会」が大分県由布市で開かれました。
これは地元の観光協会などで作る実行委員会が毎年開いているもので、会場となった由布市湯布院町の草原にはおよそ600人が集まりました。参加者たちは、特産の黒毛和牛の焼き肉を食べて腹ごしらえをしたあと、希望者100人が、台の上から、ふだんなかなか口に出せない願いや悩みなどを大声で叫びました。このうち、子どもの部では、「テストで100点取るぞ」とか「おもちゃを買って」といった子どもらしい願いが聞かれました。また、大人の部では、「誰かお嫁にもらって」という女性の叫び声が会場の笑いを誘っていたほか、宮崎県から来た男性が、口てい疫の被害から復興への願いを込めて「宮崎をよろしくお願いします。がんばれ宮崎」と叫び、温かな拍手を受けていました。大会では、福岡県の40歳の女性が、車のクラクションを間近で聞くのとほぼ同じ110.8デシベルの大声で「絶叫大賞」を受賞しました。