東京・千代田区の公園で寝ていた耳の不自由な路上生活者、いわゆるホームレスの男性に熱湯をかけて大やけどをさせたとして、中学３年生の男子生徒が傷害の疑いで警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、千代田区立の中学校に通う３年生の１４歳の男子生徒です。警視庁の調べによりますと、男子生徒は、先月１８日の午後７時半前、千代田区西神田の公園のベンチで寝ていた耳の不自由なホームレスの６７歳の男性の首に熱湯をかけて大やけどをさせたとして、傷害の疑いが持たれています。警視庁によりますと、男子生徒は、同級生などとたびたびこの公園で遊んでいましたが、１週間ほど前から、公園で生活している男性に石を投げたり、洗剤や水をかけたりしていたということです。さらに、男子生徒は、公園内を掃除していた男性にほうきで追い払われたことに腹を立て、近くのコンビニエンスストアで紙パックの容器に熱湯を入れ男性にかけたということで、店の防犯カメラに熱湯を入れる姿が映っていたということです。警視庁の調べに対し、男子生徒は容疑を認め「熱湯をかけたら耳の不自由な男性がどんなリアクションをするか見たくてやってしまった。やりすぎてしまい、反省している」と供述しているということです。警視庁が詳しいいきさつを調べています。