１４日午後、岐阜市で解体工事中の工場の壁が、およそ３０メートルにわたって道路側に倒壊しました。倒壊した壁の下から高校生とみられる女性が見つかり、消防によりますと、女性は意識不明だということです。

１４日午後３時半すぎ、岐阜市北一色にある金属加工会社「かんぜん」の解体工事中の工場の壁がおよそ３０メートルにわたって北側の道路に向かって倒れました。消防や警察が調べたところ、壁の下から制服姿の高校生とみられる女性が見つかりました。女性は、意識がないということで、救急車で病院に運ばれました。近くのタクシー会社に勤務する男性は「壁がぐらぐら揺れていると思ったら、ドドーンと大きな音とともに壁が崩れてきた。ちょうど近くを高校生くらいの女の子が自転車で走っていたが、その後、姿が見えなくなった」と話していました。会社によりますと、倒壊したのはステンレスのサッシを製造していた３階建ての工場の外壁で、先々週から解体工事を行っていたということです。