菅総理大臣は、羽田空港の新しい国際線ターミナルビルと4本目の滑走路の完成を祝う祝賀会であいさつし、「新たな経済成長へのスタートのきっかけにしたい」と述べ、羽田空港の国際線の運航を増やすことで経済成長につなげたいという考えを示しました。
羽田空港は、今月末から国際線の定期便が32年ぶりに本格的に就航する予定で、16日は、新しい国際線のターミナルビルと4本目の滑走路の完成を祝う式典が行われました。続いて行われた祝賀会で、あいさつに立った菅総理大臣は、日本とアメリカを結ぶ航空路線についての規制を大幅に緩和する「航空自由化協定」、いわゆるオープンスカイ協定が近く調印されることを踏まえて「オープンスカイの幕開けと同時の大きな出来事だ。これで羽田空港と成田空港をあわせると、首都圏で、国際便を1.8倍に増便でき、国際的に見てもハブ空港と呼ぶのにふさわしい空港になる」と述べました。そのうえで菅総理大臣は「日本経済は、この20年間、低迷を続けているが、それをはね返して、あらためて新たな成長へのスタートにするきっかけにしたい。より安全で、より世界に開かれた日本の窓口として、多くの人に利用してもらいたい」と述べ、羽田空港の国際線の運航を増やすことで経済成長につなげたいという考えを示しました。