ロシア南部のチェチェン共和国で、武装グループが地方議会の建物を襲撃して治安部隊との間で銃撃戦となり、警備員など3人が死亡しました。武装グループは鎮圧され、ロシアの治安当局は、この地域でテロを繰り返しているイスラム過激派とみて調べています。
ロシア南部・チェチェン共和国の中心都市グローズヌイで、19日、武装したグループが町の中心部にある地方議会の建物を襲撃し、駆けつけた治安部隊との間で銃撃戦となりました。ロシアのインタファクス通信によりますと、これまでに警備員などあわせて3人が死亡し、7人がけがをしました。武装グループは治安部隊に鎮圧され、メンバー4人が死亡したということです。チェチェンの共和国政府によりますと、襲撃当時、建物の中には地方議会の議長や議員数人がいましたが、避難して無事だったということです。ロシアの治安当局は、チェチェンを含む北カフカス地方で、軍人や警察官への襲撃や、市場などを狙った自爆テロを繰り返しているイスラム過激派による犯行とみて調べています。