群馬県桐生市で23日、小学6年生の女の子が自宅で首をつって自殺しているのが見つかりました。女の子の父親は警察に対して「学校でいじめがあった」などと話しているということで、教育委員会などで事実関係を調査することにしています。
23日昼ごろ、群馬県桐生市の住宅で、この家の小学6年生の12歳の女の子が自分の部屋で首をつった状態で死んでいるのが見つかりました。遺書は見つかっていませんが、警察は現場の状況などから女の子は自殺したものとして動機などを調べており、父親に話を聞いたところ、「娘は学校でいじめを受けていた」などと話しているということです。このため桐生市教育委員会では、職員を学校に派遣するなどして事実関係を調査することにしています。女の子は、おととし秋に愛知県から転校してきましたが、去年、父親から「子どもが学校でいじめにあっているのではないか」と学校に相談があったということです。この小学校の校長は「女の子が嫌な思いをすることがあったというので、その時は学校として対応した。職員も女の子を気にかけてよく声をかけていたが、最近は本人からいじめの話は聞いていなかった」と話しています。