今月いっぱいで閉幕する中国の上海万博の入場者が、24日、目標の7000万人を超え、中国政府は、31日に行われる閉幕式で万博の成功をアピールすることにしています。
ことし5月に始まった上海万博は、16日に、入場者の総数が、万博史上最も多かった大阪万博の6421万人余りを超えました。そして、開幕から177日目となる24日、入場者数が7045万人に達し、中国側が目標に掲げた7000万人を超えました。上海万博は、開幕当初、1日の入場者数が10万人に届かない日もあり、低調な出足が続きましたが、国有企業や学校などの団体ツアーが組織されるなど、動員が行われた結果、入場者数が目標に達しました。入場者数が目標の7000万人を超えたことについて、万博事務局は「出展者と入場者がともに作り上げた新記録だ」とのコメントを発表しました。上海万博は残り1週間となり、最終日の31日に行われる閉幕式で、温家宝首相が成功を内外にアピールすることにしています。