内閣府は、動物愛護について国民の意識を把握するための世論調査を行い、ペットの飼育を「好き」と答えた人は72.5%と、調査が開始されて以降、最も多くなりました。
この調査は、内閣府が、先月、全国の20歳以上の男女3000人を対象に面接形式で行ったもので、64.6%にあたる1939人から回答を得ました。それによりますと、ペットの飼育の好き嫌いを尋ねたところ、「好き」と答えた人は72.5%と、前回・7年前の調査に比べて7ポイント増え、調査が開始されて以降、最も多くなりました。また、ペットを飼っていると答えた人は34.3%で、飼育しているペットの種類は、▽「犬」が58.6%、▽「猫」が30.9%、▽「魚類」が19.4%でした。さらに、犬を飼っている人に、自分の連絡先をどのような方法で示しているかを尋ねたところ、「首輪」と「名札」に次いで、「マイクロチップ」をあげた人が12.1%に達し、前回の2.4%から急増しています。一方、ペットを飼育することの魅力を複数回答で尋ねたところ、「生活に潤いや安らぎが生まれる」が61.4%と最も多く、次いで「家庭がなごやかになる」が55.3%などとなっています。内閣府は、調査結果について、「核家族化が進み、ペットを家族の一員として大事にする人が増えているのではないか」と分析しています。