東京六大学野球の早稲田と慶応の試合が予定されていた東京・新宿区の神宮球場では30日、台風14号の影響で午前8時すぎに中止が決まりました。
試合は、早稲田が慶応に勝てば4シーズンぶりの優勝が決まり、28日のプロ野球ドラフト会議で日本ハムが入団交渉権を獲得した早稲田のエース、斎藤佑樹投手の先発が予想されていただけに関心が高く、球場では中止になったことを知らずに訪れたファンの姿も見られました。早慶戦が中止になったことについて、斎藤投手の後輩に当たる早稲田実業の野球部に所属する1年生の男子生徒は「せっかく斎藤さんを見たいと思っていましたが、残念です」と話していました。また、大阪から訪れたというファンの女性は「斎藤くんは一生懸命頑張る姿がすばらしくて、プロに行く前に見ておきたいと思って大阪から来ました。この雨だから中止だろうとは思っていたのですが、ほんとうに残念です」と話していました。