来年の年賀はがきが1日から全国の郵便局などで一斉に売り出されました。年賀はがきの受け付けは12月15日から始まり、元日に届くためには25日までに投かんしてほしいとしています。
このうち、東京・中央区の京橋郵便局では記念の式典が行われ、郵便事業会社の鍋倉眞一社長が「日本が誇る文化である年賀状のすばらしさを多くの人に共感してもらいたい」とあいさつしました。そして、女優の蒼井優さんらも参加してくす玉を割ったあと、年賀はがきの販売が始まりました。来年の年賀はがきは、えとのうさぎやディスニーのキャラクター、それに東京スカイツリーが描かれたものなど、あわせて13種類で、裏面の絵柄をこすると花の香りがするはがきも新たに販売されます。発行予定枚数は、ことしとほぼ同じ39億枚だということです。また郵便事業会社では、日本のインターネット検索最大手「ヤフー」と提携し、電子メールのアドレスがわかれば、住所を知らなくても相手の自宅に年賀状を配達できるというサービスを始める予定で、電子メールの利用が増えるなかで、年賀状の新たな需要を掘り起こしたいとしています。年賀はがきを買いに来た男性は「1年に1回、年賀状が届くと相手のぬくもりが感じられてうれしいです。ぜひ手書きで書きたいと思います」と話していました。