南アフリカで行われたサッカーのワールドカップで、予想した試合の勝敗をすべて的中させ、世界的に有名になったタコの「パオル」の2代目が、ドイツの水族館で公開され、初代パオルをしのぐ「占いタコ」となるか、注目が集まっています。
ドイツ西部のオーバーハウゼンの水族館では、飼育されていたタコの「パオル」が、サッカーワールドカップの南アフリカ大会で、ドイツの試合など、予想した8試合すべての勝敗を的中させ、一躍、世界的に有名になりました。パオルは先月、水槽の中で死んでいるのが見つかり、水族館では3日、「パオル」のあとを継ぐタコを公開しました。先代と同じく「パオル」と名付けられた2代目は、生まれて5か月で体重およそ300グラム、フランス南部の地中海に面したモンペリエから運ばれてきたということです。水族館の広報担当者は「2代目パオルに占いの力があるかどうかはまだわかりません」と話し、デビューの時期もまだ決まっていないとしています。それでも水族館には大勢の報道陣が詰めかけ、初代パオルをしのぐ「占いタコ」となるか、注目が集まっています。