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実朝の後の将軍たち
日期:2015-10-24 13:57  点击:286
 頼朝の直系の将軍はすべて暗殺されてしまいます。そして、実朝の後に就任した各将軍はいずれも、おそろしく若年でした。まず頼朝の妹の嫁ぎ先だった九条家から婿を取って4代将軍(頼経)としますが、この時たった9歳でした。頼経はその後約20年間、将軍の位にありましたが、27歳のときに辞めさせられてしまいました。
 
 そして5代将軍になったのは、まだ6歳だった自分の子の頼嗣。この頼嗣も14歳のときに位から追われて、そのあとに6代将軍として迎えられたのは後嵯峨上皇の第一皇子の宗尊親王で、これもまだ11歳の子どもでした。この6代将軍も25歳になると将軍職を追われて、7代将軍になったのは、自分の子の惟康、5歳。
 
 この7代将軍も在位約20年、26歳になったときに辞めさせられて、京都に戻されます。『増鏡』には「将軍が都に流されたということであるが、奇妙な言い方があるものだ」と書かれています。「流される」といえば、ふつうは都から地方に流されるものだからです。
 
 次の8代将軍は14歳で迎えられた後深草上皇の皇子・久明親王で、これも33歳で辞めさせられ、9代将軍がその子、7歳の守邦親王。そして、約25年後には幕府がなくなってしまいました。
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