産湯のあとで着せる着物。または宮参りの晴着をいうところもある。産着は生まれる前から縫っておくものではないという俗信はひろく,たいていは生まれてからしたくした。以前は三日湯のあとに着せる地方が多く,それまではボボサツツミなどといって,ぼろや腰巻,前掛けなどで包んでおくほうがよく育つといわれた。生まれたばかりの命ははかなく,悪霊に魅入られやすいので,その目を避けるためにぼろに包んだようである。三つ目祝として産婦の里方から贈られた袖のある着物を着せることは,生誕後の一つの儀式となっていた。
産着
日期:2015-11-24 15:54 点击:477
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