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その15
日期:2015-12-19 16:36  点击:306
その15
「してはいけない」で説明すると元気がなくなる。
「しよう」で説明すると、元気が出てくる。
 「してはいけない」で説明すると、元気がなくなる。「しよう」で説明すると、元気が出てくる。 | 上手に分かりやすく説明する30の方法
街を歩いていると、次のような言葉を目にします。
私は言葉を扱う人間として、残念だなと思う表現です。
 
さて、どこがよくないのか、お分かりでしょうか。
「タバコを吸ってはいけない」
「ポイ捨てをしてはいけない」
「お酒の飲みすぎはいけない」
「食事の食べすぎはいけない」
「仕事のしすぎはいけない」
どれも間違ってはいません。
内容としては、どれも正解です。
しかし、読んでいて、元気がなくなりませんか。
「あれもだめ。これもだめ」と言われると「どうすればいいんだ。何もできないじゃないか」と思います。
否定した言葉、禁止された言葉を聞き続けると、私たちは元気がなくなり、行動する気持ちがうせてしまいます。
否定する言葉は、元気を奪います。
間違っていない言葉ですから「悪い」とは指摘しにくいものです。
しかも「するな」と言われると、したくなるのが人間です。
こういう否定した言葉により、人々の元気を奪っているだけでなく、むしろ事件を増やしているのではないかと懸念してしまいます。
このちょっとした表現の違いにおける心の変化に、気づきました。
私が文章の説明をする際には「否定」で説明するのではなく「肯定」で説明するようにしています。
読者の元気を奪いたくないし、読んで元気になるような文章を書きたいからです。
上に挙げた言葉を、肯定した言葉に変えると、次のようになります。
「タバコより、空気を吸おう」
「タバコの吸いがらは吸いがら入れに入れよう」
「お酒より、水を飲もう」
「食事は、腹八分目で抑えよう」
「区切りのいいところで、仕事を区切ろう」
いかがでしょうか。
明るく前向きな表現に変わりましたね。
読んでいてなんだか、元気が出てきませんか。
「こうすればいいんだ」と、明るい未来がぱっと開ける気がします。
肯定する言葉は、人に元気を与えます。
説明をするときには、常に、肯定した言葉を使いましょう。
話を聞いた後に、聞いた人が元気にならないと、うまく説明できたとは言えないのです。
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01/19 19:34
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