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日期:2017-07-31 18:25  点击:502
 人間は「もの」ではなく、まず「お金」を作り出した。何かをたくさん作り過ぎて、それが余ったから、足りないものと( ア )。お金ができたから、何かをたくさん作って、余らせるということができる( イ )のだ。
 「交換」というのはコミュニケーションのことだ。「ことば」を交換すれば、それは言語活動になる。「財貨サービス」を交換すれば、それは経済活動になる。人間と他の動物を区別する標識は、人間がこうした交換を行うということであり、ただそれ( ウ )。ことばを交わし、愛を交わし、お金をやりとりするもの。それが「人間」の定義である。
 ( エ )、お金は大切だ。お金は交換のためにある。それが何のためにあるのかを忘れて、金を甕に詰めて床下に埋めたり、定期預金の残高を眺めて薄笑いしたりするのは、お金の扱い方として、あまり賢いやり方( オ )。
(内田 樹「街場の現代思想」より)
 
1、(ア)に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①交換に出したのである。
②交換に出したのではない。
③交換に出さざるを得なかった。
④交換に出そうとした。
 
2、(イ)に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①ことになった
②ことにした
③ようになった
④ようにした
 
3、(ウ)に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①くらいだ
②だけだ
③までだ
④ほどだ
 
4、(エ)に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①つまり
②例えば
③しかし
④だから
 
5、(オ)に入るものとして、最も適当なのはどれか。
①と言おうではないか
②と言ってもいい
③と言われている
④とは言えない
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