今日、「東アジア共同体」という言葉をよく耳にする。かつてヨーロッパにおいて、第二世界大戦の敗戦及び、冷戦の激化を機にシューマンプランによるECSCが発足し、後のEU統合につながったように、アジア統合も決して夢物語ではない。だが、「東アジア共同体」が可能である条件は何か、また「東アジア共同体」に通ずる共通の価値観が何であるかを真剣に追求しなければ、「砂上の楼閣」に終わってしまう。
1、この文章の内容と合っているのはどれか。
①「東アジア共同体」はどうしても実現する必要がある。
②「東アジア共同体」が近い将来に実現する可能性は高い。
③「東アジア共同体」の実現には価値観の共有が必要だ。
④「東アジア共同体」は、結局、夢に終わってしまうだろう。