文化相対主義は定義として、「それぞれの文化は、それぞれの文化の中でその価値が認められるべきであり、普遍的な価値基準はありえない」としているが、どこまでこの考え方を認めることができるのであろうか。例えば、極端な話だが、ある民族では人を食べることが認められていた。そして、そこへ行った外国人が食べられてしまった。果たして、そのような場合でも、その文化の中でのことだからと認めていいのだろうか。
1、筆者の考え方を正しく表しているのはどれか。
①文化に優劣はなく、それぞれの文化はそれぞれ固有の価値を持つ。
②各文化は尊重されるべきだが、守るべき普遍的な価値基準も存在する。
③各文化の固有の価値基準よりも、普遍的な価値基準を重視すべきだ。
④特定の価値基準を民族・文化の異なる人々に押し付けるべきではない。