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「泣き笑いの思い出」
日期:2017-08-30 08:39  点击:335
もう20年も前の事ですが、娘がまだ2才の夏、私は二人目の妊娠で流産の兆候があったため、絶対安静を指示され、2ヶ月近く入院していたことがありました。主人の母に預けた娘は、健気にも「おりこうさん」だったようで、祖父母にもわがままひとつ言わずじっと私の帰りを待っていたと聞きました。入院中、何度か義母に掛けた電話に、一度だけ娘が受話器を取ってしまった事がありました。
思わず「もしもし・・・」と言ってしまい、娘だとわかると黙ってしまった私に、
「あっ、お母さんだ! 元気ですかー?」と答えた娘。
「元気だよ~。」とだけ言ったあとは、涙が溢れて来てしゃべれなかった私でした。
待ちに待った退院の日、主人の実家に娘を迎えに行き、玄関のドアを開けたとたん、
「うわ~ん!」と泣きながら抱きついてきた娘に、感極まってもらい泣きの私でした。
今では家を出て社会人として働く娘ですが、あの時の事ははっきりと覚えているらしく、
「私も幼いころから苦労をしていたのね。」なんて笑って話します。
母として、幼い娘に切ない思いをさせてしまった「泣き笑いの思い出」ではあります。
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