オプトメトリストは、「視る力」に問題のある患者さんの視力をアップするために、さまざまなサポートを行う仕事です。
「目が健康で疾患がないか」を重視して治療を行う眼科医とは異なり、薬や手術に頼らず、独自のトレーニング方法などで患者さんの訓練を行ったり、生活習慣のアドバイスをしたりし
ます。
勤務先は眼鏡・コンタクトレンズ専門店やメーカー、眼科病院が主となりますが、日本ではまだ公的な資格がないため、専門職としてのオプトメトリストの歴史が長いアメリカなどの大
学院で学び、知識を深める人もいます。
IT化による視力低下に悩む人が増加する現代ですが、さらにはスポーツ選手に必要とされる視力を高める訓練、さまざまな障害のある方の視力の問題など、オプトメトリストがスキルを
生かせる場面は多岐にわたり、今後の活躍の場のさらなる広がりが期待されます。