移植コーディネーターは、移植医療において提供者(ドナー)と移植者(レシピエント)を調整する仕事です。移植には「臓器移植」「組織移植」「骨髄移植」「死体移植」「生体移植
」といった分類があり、たとえば臓器移植において臓器提供病院に出向く「ドナーコーディネーター」は、ドナー評価、家族への説明、承諾書作成、ドナー管理、臓器摘出計画、臓器運
搬、移植の立会い、ドナー施設や家族への報告を行います。
ドナーコーディネーターは主として「公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク」に所属する人と、日本臓器移植ネットワークから委嘱を受けた「都道府県コーディネーター」の2種類に
分けられますが、人数は多くありません。
アメリカに比べて臓器移植の発展が遅れている日本ですが、改正臓器移植法の施行で移植数が激増しているなか、移植コーディネーターの大幅な増員が実現する日も来るかもしれません
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