遠野物語拾遺51
日期:2019-08-25 13:42 点击:352
五一 土淵村栃内の久保の観音は馬頭観音である。その像を近所の子供らが持ち出して、前阪で投げ転ばしたり、また橇《そり》にして乗ったりして遊んでいたのを、別当殿が出て行って咎めると、すぐにその晩から別当殿が病んだ。巫女に聞いて見たところが、せっかく観音様が子供らと面白く遊んでいたのを、お節介をしたのがお気にさわったというので、詫《わ》び言をしてやっと病気がよくなった。この話をした人は村の新田鶴松という爺で、その時の子供の中の一人である。


