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遠野物語拾遺104
日期:2019-08-26 13:55  点击:331
 一〇四 ある人が鱒《ます》沢《ざわ》村から稗《ひえ》貫《ぬき》郡の谷《たに》内《ない》へ越える山路で、山男の草《ぞう》履《り》の脱いであるのを見た。篠竹で作った、長さ六尺もあろうかと思う大きなもので、傍の藪の中には赤顔の大男が熟睡していたそうである。これは大正の始め頃のことで、見たという本人はその頃五十くらいの年配であった。
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