遠野物語拾遺129
日期:2019-08-26 14:11 点击:281
一二九 上郷村大字佐《さ》比《び》内《ない》、赤沢の六神石神社の御本尊は、銅像にしてもと二体あった。昔から金の質が優れて良いという話であったが、一体はいつの間にか盗まれてなくなり、一体ばかり残っていた。その一体もある時盗み出した者があって、これを佐比内鉱山の鉱《か》炉《ま》に入れて、七日七夜の間吹いたけれどもどうしても熔《と》けないので、盗人も恐れ入って社に返してきたという。今もある御神体がすなわちそれである。


