遠野物語拾遺156
日期:2019-08-26 18:24 点击:300
一五六 佐々木君の友人某という人が、ある時大病で息を引き取った時のことである。絵にある竜宮のような門が見えるので、大急ぎで走って行くと、門番らしい人がいて、どうしてもその内に入れてくれない。するとそこへつい近所の某という女を乗せた車が、非常な勢いで走って来て、門を通り抜けて行ってしまった。くやしがって見ているところを、皆の者に呼び返されて蘇生した。後で聞くと、車に乗って通った女は、その時刻に死んだのであったという。


