遠野物語拾遺193
日期:2019-08-26 18:49 点击:332
一九三 遠野の城山の下の多賀神社の狐が、市日などには魚を買って帰る人を騙《だま》して、持っている魚をよく取った。いつも騙される綾織村の某、ある時塩を片手につかんでここを通ると、家に留守をしているはずの婆様が、あまり遅いから迎えに来た。どれ魚をよこしもせ。おら持って行くからと手を出した。その手をぐっと引いてうむを言わず、口に塩をへし込んで帰って来た。その次にそこを通ると、山の上で狐が塩へしり、塩へしりといったそうである。


