遠野物語拾遺222
日期:2019-08-26 19:06 点击:331
二二二 小国村字新田の金助という家の先祖に、狩人《またぎ》の名人がいた。ある時白見山の長者屋敷へ狩りに行くと、一人の老翁に行き逢った。その老人の言うには、お前がマタギをしたのでは山のものが困るから止めてはくれぬか。その代わりにこれをやるからと言って、宝物をくれた。それからは猟を止め、現在でもこの家の者は鉄砲を持たぬということである。この辺の土地はまったくの山村で、耕すような地面でもなく、狩りを主として生計を立てているのに、これを止めると言うのは、よくよく深い理由があったのだろうという。


