続ける。
津寺利嗣雄里『江戸最末期に生まれたこのスポーツは、当時“ええじゃないか運動”と呼ばれていた』(毒) 新名取は、好調とは言えないが、まあなんとか及第。小林井名取は、今回絶不調につき座敷牢に閉じこめた。
・前田雅治『公式戦においては、「じじい、くたばれ」というヤジは禁止されました』(毒)
・高橋一裕『タマと笑えばタン切れる』(竹) 効果を明確に出しているところがよい。
・川村敬一『家の留守番が一番いやじゃ』(竹) これは創作ではなく、街の声を採集したものらしい。この手は、おおいに用いてよい。
・今出公志『昼下りの上手』(梅) よくあるダジャレものから拾った。
今回は、門や玉、棒、などにひっかけたダジャレが多かったが、たいしたものはない。
・大橋且明『ボールを打つ。また一つ煩悩が消えてゆく』(梅) このあたりは、広告を意識しておるな。
では、その類いを。
・早来はるこ『思索球』(梅)
・中島従道『エキサイティングリーグ』(梅)
・野島嘉人『槌音高く』(梅)
・安増久美『シューズがお揃いになったらもう恋』(梅)
・宮林光三『野外鹿鳴館』(梅) ちょっと誇大広告かなとも思うが、まぁ。
・許斐真也『ぜっけんが、なうい』(梅)
・佐藤達哉『新しいおさななじみができそうだ』(梅)
・小澤航『彼女はG.B.焼け』(梅)
・石川正尚『いきがひ』(梅)
・山本久美子『テニスコートの石ころよりゲートコートの花となれ』(梅)
こんなところでござんしょうかねぇ。
じゃ、また毛色の変ったのを。
・小林茂樹『ゲートボールで、おじいちゃんの非行が直った』(梅)
もっとすごいのを。
・楠本明彦『ボールがゲートを通過するたびに、「旅順陥落!」「上海占領!」、「真珠湾大破!」と叫びながら、夕闇の中、その老人はひとり練習に励んでいた』(梅) ねっ、こわいでしょ。この、もっと強いやつ。怖いよ。
・河野良武『日やけした俳人は二人も大陸で殺した彼』(梅) こんなのをマジメくさった先生から言われたらやだろうなと思うけど、ねぇ……。十八歳なんだよナ。
では、明るく。
・坂章一『婆さんや、お昼はハンバーガーにしよう』(梅)
・渡辺康二『おぢいさんは公園へゲートボールに。おばあさんは空地へゲートボールに行きました』(梅)
・中田克平『今日は、せんべい五枚も握ったぜ』(梅)
・宇川拓水『なあ、ばあさんや。もし、ワシがチャンプになったらどうするね?』……あ、やめた。ま、いいや、(梅)だ。
・榎吉平之助『ローバの休日』(梅)
以上、平和路線であった。
七十歳という、そっちの立場の塾生からも来ている。
・山本信三郎『はい、孫は嫁に返しました』(梅) なるほどね。
これを、逆の視線でとらえると、こうなるのだろう。
・室橋雅彦『ウチのジッチャン笑えるんだね』(竹)
場所のイメージを、音でとらえてみると、こうなる。
・佐藤信正『木の響き、人の声』(梅)
ところで、話は変るが、千葉県立|匝瑳《そうさ》高校では、立派な国語教師のイキなはからいでクラスの黒板に「今週の宿題」が書かれている由。一方では、就職試験の面接で「尊敬する人物は?」と聞かれ、即座に家元の名をあげ|諭《さと》されてしまったという不愉快な話題もあった。
津寺利嗣雄里『江戸最末期に生まれたこのスポーツは、当時“ええじゃないか運動”と呼ばれていた』(毒) 新名取は、好調とは言えないが、まあなんとか及第。小林井名取は、今回絶不調につき座敷牢に閉じこめた。
・前田雅治『公式戦においては、「じじい、くたばれ」というヤジは禁止されました』(毒)
・高橋一裕『タマと笑えばタン切れる』(竹) 効果を明確に出しているところがよい。
・川村敬一『家の留守番が一番いやじゃ』(竹) これは創作ではなく、街の声を採集したものらしい。この手は、おおいに用いてよい。
・今出公志『昼下りの上手』(梅) よくあるダジャレものから拾った。
今回は、門や玉、棒、などにひっかけたダジャレが多かったが、たいしたものはない。
・大橋且明『ボールを打つ。また一つ煩悩が消えてゆく』(梅) このあたりは、広告を意識しておるな。
では、その類いを。
・早来はるこ『思索球』(梅)
・中島従道『エキサイティングリーグ』(梅)
・野島嘉人『槌音高く』(梅)
・安増久美『シューズがお揃いになったらもう恋』(梅)
・宮林光三『野外鹿鳴館』(梅) ちょっと誇大広告かなとも思うが、まぁ。
・許斐真也『ぜっけんが、なうい』(梅)
・佐藤達哉『新しいおさななじみができそうだ』(梅)
・小澤航『彼女はG.B.焼け』(梅)
・石川正尚『いきがひ』(梅)
・山本久美子『テニスコートの石ころよりゲートコートの花となれ』(梅)
こんなところでござんしょうかねぇ。
じゃ、また毛色の変ったのを。
・小林茂樹『ゲートボールで、おじいちゃんの非行が直った』(梅)
もっとすごいのを。
・楠本明彦『ボールがゲートを通過するたびに、「旅順陥落!」「上海占領!」、「真珠湾大破!」と叫びながら、夕闇の中、その老人はひとり練習に励んでいた』(梅) ねっ、こわいでしょ。この、もっと強いやつ。怖いよ。
・河野良武『日やけした俳人は二人も大陸で殺した彼』(梅) こんなのをマジメくさった先生から言われたらやだろうなと思うけど、ねぇ……。十八歳なんだよナ。
では、明るく。
・坂章一『婆さんや、お昼はハンバーガーにしよう』(梅)
・渡辺康二『おぢいさんは公園へゲートボールに。おばあさんは空地へゲートボールに行きました』(梅)
・中田克平『今日は、せんべい五枚も握ったぜ』(梅)
・宇川拓水『なあ、ばあさんや。もし、ワシがチャンプになったらどうするね?』……あ、やめた。ま、いいや、(梅)だ。
・榎吉平之助『ローバの休日』(梅)
以上、平和路線であった。
七十歳という、そっちの立場の塾生からも来ている。
・山本信三郎『はい、孫は嫁に返しました』(梅) なるほどね。
これを、逆の視線でとらえると、こうなるのだろう。
・室橋雅彦『ウチのジッチャン笑えるんだね』(竹)
場所のイメージを、音でとらえてみると、こうなる。
・佐藤信正『木の響き、人の声』(梅)
ところで、話は変るが、千葉県立|匝瑳《そうさ》高校では、立派な国語教師のイキなはからいでクラスの黒板に「今週の宿題」が書かれている由。一方では、就職試験の面接で「尊敬する人物は?」と聞かれ、即座に家元の名をあげ|諭《さと》されてしまったという不愉快な話題もあった。